介護が必要になる年齢は人それぞれですが、親の年齢が70歳を過ぎたら意識しておく必要があります。
同じことを何度も言って、物忘れが頻繁にみられるようになったら注意が必要です。
物の置き忘れやしまい忘れなどが目立つようになり、時に怒りっぽくいらいらしたり、今まで興味を示していた趣味などに段々無関心になったりする事もあります。
日常生活に支障が見られるようになったら要介護認定を申請します。
『要介護認定の申請』
- 市区町村の窓口へ申請
- 心身の状態を調査
- 市区町村が要介護度の認定
要支援1・2(予防給付)
要介護1~5(介護給付)
認定を受けるとケアプランを作成し介護サービスを受けることが出来ます。
ケアプランは自分で作成することも出来ますが、ケアマネージャーに作って貰うのが一般的です。
この時点でケアマネージャーを見つけます。
ケアマネージャーは市町村の窓口や近くにある地域包括支援センターなどで紹介して貰えます。
『介護生活を支えるケアマネージャーの役割とは?』
☆ケアマネージャーは被介護者の心身の状況をよく観察し、介護する家族の構成や家庭の事情などを考慮して、家族とも相談しながら最善の介護プランを考え家族に提案します。
☆ケアマネージャーはヘルパーの訪問や、デイサービスの利用、適切な医者の訪問など必要な介護サービスを提案して、関係各位に橋渡ししてくれます。
介護ベッド、車椅子、スロープなど日常生活に必要な機材の選択、レンタルも提案してくれます。
☆ケアマネージャーは被介護者の容態は日々変化するので優れた観察眼持ち、家族からは要望や悩みを引き出す聞き上手の能力が求められます。
複雑な介護サービスからより限られた予算で必要なサービスを選択し、上手く利用する案内人でオーケストラの指揮者のようにタクトを振って、適切な介護サービスを作り上げてくれます。
☆ケアマネージャーが合わないと思った時は、本人に告げるか、居宅支援事業者に交代を求めることも出来ます。
介護保険制度の介護はケアマネージャーとの二人三脚になります。